来る12月29日(木)、毎年恒例となっている年末セミナーを開催致します。今年はスタディグループSEEDを立ち上げましたので、スタートアップコースの第2回目としての開催となります。
松浦先生の講演内容は、こちらをご覧下さい。
Dr松浦のブログより〜第2回スタートアップセミナー開催のお知らせ〜
早いもので、慶應の同期と半場思いつき、勢いのまま企画した留学経験者向けキャリアアップセミナー(年末セミナー)開催から2年が経ちました。
2年前のブログの記事はこちら。
Career development program、無事終了
当時は松浦先生と私の紆余曲折過ぎる留学前のキャリアを聴いて刺激を受けた方、とても真似出来ないと感じた方、自分も留学してみたいと思った方等様々いらしたことでしょう。
あの時の受講生が、2年経った今、私のクリニックの勤務医として勤務していたり、今回のスタートアップコースを受講していたり、実際留学を実現していたりと、私自身の人生も多大な刺激、影響を受け、大きく変わったと断言できます。
あの時、思い切ってゼロから一歩を踏み出していなかったら、今こうしてスタディグループを帰国後のこの期間で立ち上げたり、実際スタートアップコースにこれだけの受講生を集めることは出来なかったと思います(受講予定者は38名:2016年12月5日現在)。
我々が主催するスタートアップセミナーでは、皆さんも留学しましょう!などと煽るようなことを言うつもりはありません。学会での講演とは違い、聴衆を惹き付けるような根尖までピタリと根充された根管治療や、大掛かりな補綴のチャンピオンケースの提示もないですし、TEDのような派手なプレゼンテーションもありません。歯内療法、補綴の区別なく、ただそこにはとても地味ですが、臨床家として必ず知っておかなければならない大事な基本知識や、エビデンスを示す膨大な量の論文の紹介、我々が留学の現場で培ってきた「経験」がつまっています。
このSEEDはビジネスとして大規模に展開している組織ではありませんので、事務局があるわけではなく、私と松浦先生が個人で運営しています。至れり尽くせりの対応や豪華なランチ、ピカピカのセミナールームもありません。しかし、セミナーでなされるレクチャーは、自らごく普通の開業医として、日本で臨床の現場にどっぷりと浸かりながら感じていた疑問や悩みがベースとなっており、そんな我々ならではの、実体験がいかされた講演内容であると自負しています。そこには偽りも妥協もありません。
今回の私の講演テーマは、「補綴専門医が大切にしている審美歯科治療のコンセプト」。留学前日本で開業医として数多くのセミナーや勉強会に参加しながら臨床経験を重ね、そこに米国流、補綴専門医としての専門的なトレーニングを受けた私が、自分なりに考えた日本の「審美歯科」に欠けていると感じた視点とは何か、当日はその一点に絞ってお話したいと思っています。
本コースは毎月毎にテーマを設定して開催しているので、単発での参加が可能です。年末のお忙しい最中ではあると思いますが、ふるってご参加ください。