男子日本代表対メリーランド大学ボルチモア校(UMBC)の試合を観戦してきました。

男子は,怪我人など多く,特にMFはフレッシュな顔ぶれでした。 米国のラクロス留学から帰国したDF引地選手,AT村松選手,そして約3年ぶりに代表復帰したDF吉留選手らが久しぶりに元気な姿をみせていました。

個人的にはけっこう勝算ありと読んでいたのですが,敗れてしまいました。 特にATのメンバーが固定されず, 頻繁に入れ替わっていたせいもあり, ゲームの流れが最後までつかめなかったようで,最後は ディフェンスが耐えきれず失点してしまいました。

現在はメンバーの選考や戦術を試している段階なので,選手にとってはフラストレーションの溜まる試合だったと思います。逆にいうと,ボルチモアは非常によくまとまったチームでした。JAPANを舐めずに,チーム戦術通り,先制されてもボールをキープし,試合の流れを着実に引き寄せていきました。シュートの精度もスピードも外国人にしてはそれほどではない感じでしたが,ビハインドバック等派手なプレーを封印し,勝負に徹したのが,勝因だと思います。

JAPANは一年前のプリンストン大学戦の方がいい試合をしていたのではないでしょうか。プリンストンの時はオフェンスで崩して最後のワンプッシュで体勢を崩されてシュートが打てない状況まで持っていけてましたが,今日は相手を崩すまでいかず,外からのシュートが目立ちました。しかもMFの1対1で相手は抜いたあとのシュートの精度が若干低かったように思われます。

とはいえ,チーム作りはまだまだこれからです。 怪我人が復帰して,戦術が浸透してくれば,

グンとチーム力はアップするはずです。 今日出場したMF選手もディフェンスに関しては主力選手に見劣りはしませんでしたし,フェイスオフも互角以上だった思います。

いずれにせよ,連戦の続くW杯ではこのレベルの選手層のレベルアップが不可欠なのは間違いないでしょう。W杯まで残りあと1年。 7月には関東選抜でのオーストラリア遠征も予定されているようですし,今後のチーム作りに期待したいと思います。

場所は江戸川陸上球技場