ニューヨーク大学の学会期間中のお休みを利用して、一時帰国し北陸新幹線で富山県高岡市へ来ています。
昨日はBS歯科富山、勤務初日でした。
12月の本帰国を前に9月から代診の市川先生、小泉先生に診療してもらっています。
ブラッシング指導、治療計画説明、無料コンサルテーション、義歯印象、クラウン、コアセット等患者さんは20名程来院されました。
まだ初日を終えたばかりですが、米国補綴専門医としての学びが存分に生かされる環境であることを実感しています。
やはり日本は、ニューヨークのように、患者さんやスタッフとの間に張りつめたような緊張感が良い意味でありません。
お互いの信頼の前提の上に医療が成り立っているのがいいですね。
田舎の患者さんだから、最新、最先端の治療技術なんて身につけても意味がない等とうそぶく同業者の方に遭遇します。
しかし、私は患者さんが「田舎者」なのではなく、勉強しない歯科医師が言い訳しているだけだと思うのです。
実はその歯科医師自身が視野が狭いだけ、「田舎者」なだけであって。
地方の患者さんだって、ちゃんとした治療を受けたいと思っているはずですから。
インプラントが最新、最先端で、義歯やブリッジが時代遅れという意味ではありません。
インプラントが歯科医療そのものを大きく変えたのは事実です。
インプラントによって患者さんの主訴は劇的に改善出来るようになりました。
ただし大事なのは、何が患者さんの状況に最もふさわしい治療なのか。
希望に添う中でベストなオプションを提示出来るか。
そして治療のスキルがあるかです。
歯科医師自身が咬合、歯周病等、適切な診査診断が出来るか。
それに基づいて治療計画を立てられ、それらを実践出来る技術があり、
その上で、定期的なメインテナンスに対応出来る予防システムが確立されているか。
それに基づいて治療計画を立てられ、それらを実践出来る技術があり、
その上で、定期的なメインテナンスに対応出来る予防システムが確立されているか。
これまで留学日記等で述べてきた通り、まずは診査診断、治療計画、歯科医師側の知識、経験ありきです。
自費や保険の話の前に、もっと大事なものがある、というのが事の本質かと思います。
先日、クリニックの看板をご覧の通りつけ替えました。
繰り返しお伝えさせて頂きますが、私自身が本帰国し診療を開始するのは12月になります。
もうしばらくご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します。
BS歯科富山 インプラントオフィス(2015年12月開院予定)
白 賢
「お知らせ」
現在、ニューヨーク大学歯学部補綴科にて勤務しており日本におりません。
BS歯科富山 インプラントオフィスでの初診、無料相談などは2015年12月より受付を開始致します。