ニューヨークは東京よりも断然、秋の深まりが早い。一週間も経たないうちに紅葉の見頃もあっという間に終了です。
今日は午後の診療を早めに終えたので、近所のカフェでクリニックのホームページ作成に取りかかっていました。
ここはMadison Ave.& 31th StにあるKEKO CAFE。週末は朝から観光客で溢れかえっていますが、平日は観光客がほとんど来ませんから、比較的ゆっくり出来ます。
店内はこんな様子。
クリニックでは、この1週間で3回目のバースデーのお祝い。レジデントに女性が増えて以来、スタッフ含め全員の誕生日を祝うことになったようです。
今日はスタッフのエリックと2年目のバルボッサ。
先週はドクター・シェスとドノバンでした。
明日の午前中は、上下合わせて24本のセラミック試適があります。
仮歯からインデックスを取り、ポーセレンを出来る限り仮歯に合わせて作っていきます。
審美、色、形、かみ合せなど、なかなかその通りにはいきません。
一通り形態の修正を終え、中心位で顎位を再度決定し、咬合器に装着し前歯部、奥歯の咬み合わせを確認しながら、調整していきます。
それがうまくいけば、ポーセレンを焼成していよいよ完成。
以前、保険診療の範囲内でフルマウス、全顎ケースを行っていると一般歯科医の先生から聞いたことがあります。
保険の範囲内で、どのように手間ヒマをかけファイナルまで持って行くのでしょうか。
紹介できる補綴専門医がいない、自分では経験がない、現状に問題がなく、かえって中途半端になりそう。。
ならばそのままにしておく、というのも勇気が要りますが、時には必要でしょう。
しかも、全顎的な治療が必要なケースというのはそう滅多にありません。
そういう時こそ慎重に診査診断を進めるべきではないでしょうか。
自費診療だから、良い材料が使えて、良い治療が出来る、というわけではありません。
まずは正しい診査と診断が下せるか、そしてその判断を具現化しうる治療のスキルが伴っていることが前提です。
材料云々はその後の話。
材料云々はその後の話。
自分自身に問いかけてみて下さい。
咬み合わせの高さを変更等が必要な難易度の高い、全顎的なケースに取り組める技量が、自分に備わっているかどうかを。
院長 白 賢
「お知らせ」
現在、ニューヨーク大学病院に勤務しており日本におりません。
BS歯科富山 インプラントオフィスでの初診、無料相談などは2015年12月より受付を開始致します。