Twickenham in London. I love wonderful manner, order and culture of Rugby.
There are no police with an automatic rifle like Yankee Stadium..
聖地トゥッケナムでのオーストラリア対ウェールズ戦。
会場は、ラグビーの聖地トゥッケナム。
「ラグビーのゲームのスタジアムに警察官も警備も必要ない。」とはよく言われるが、果たしてどうなるか。色んな意味で非常に楽しみな一戦だった。
トゥッケナムはイングランドがホームとする8万人収容の巨大なスタジアム。ラガーマンなら死ぬまでに一度は行きたいスタジアムと行っても過言ではないだろう。
トゥッケナムまでは道を訪ねた際に知り合ったドイツ銀行勤務の英国紳士と一緒に向かった。
道すがら、
「あのファンが着ているラグビージャージは1995年にワラビーズが優勝した時のものだね」
「サモアが前半終ってリードしているよ。でも何人シンビンもらってるかな〜」等会話を楽しみながら。
独りイギリスまでラグビーみに行くってどうよと思われる方もご心配には及ばない。英語でそこそこコミュニケーションが取れてラグビーが好きならそれより他は何もいらない。
スタジアムの隣の席にはウェールズファン。
「日本代表の試合をみて、あんなにシャウトしたことはなかったよ。あれはスゴかったな!」と嬉しいお言葉を頂いた。
日本ラグビーがインターナショナルの仲間入りをしたことを実感し、また涙腺がゆるむ。。
5分おきにビールを買いに席をはずして周囲にヒンシュクを買っていたのも許そう。
後ろの席にはワラビーズ軍団。オジー、オジー、オジー、オイオイオイ!の大合唱。歴史だ伝統だか小難しいことは知ったこっちゃないという風情だが、この場ではワラビーズの強さがすべてに勝る。
伝え聞いていた通り、スタジアムでは敵味方混ざり合っての応援なのに全く殺気だったり、お互いへのヤジ、いがみ合っている雰囲気がなく、8万人がそこかしこで居酒屋トーク。全開といった様子。
よいプレーには拍手、汚いプレーやミスには全員でブーイング。そしてトライが決まったときにはまさに大地を揺るがす大歓声、熱狂。これがラグビーの母国が積み重ねてきた歴史であり、伝統であり、文化なのか。地鳴りのような大歓声に魂が揺すぶられるといっても言い過ぎではなかった。
そして本日2日目のロンドンは只今朝8時。ホテルの外からはフランス国歌の大合唱が聞こえてくる。
あー10年後、3度目の留学はロンドンだなとひとり心に誓うのだった。