ニューヨークには世界中から多種多様な人材が、夢と希望を追い求めやってきます。日本では異端でしかない私も、ニューヨークではそんな「夢追い人」の一人でした。
私が合格したのは、世界最大規模、アメリカで最も過酷と言われるニューヨーク大学歯学部補綴科大学院。アメリカが誇る高等教育機関の中でも、最上位に位置する補綴専門医養成コースです。
世界中から選び抜かれた優秀で個性溢れる仲間達との非日常ともいえる日常。ここで補綴専門医になるための臨床トレーニングを、実際の患者さんの治療を通じて集中的に受けることになるわけです。NYUでは高度にシステム化された教育プログラムのもと、まさに私が追い求めていた世界基準の歯科医療が実践されていました。
良心的価格で精密な歯科治療を、より短い期間で行いたい。日本でも、米国のような一般歯科医と専門医が連携をとり、グループ診療を行うクリニックを実現出来ないだろうか。こうした想いをベースに立ち上げたのが、シード歯科・矯正歯科です。米国の専門医が中心となり、米国スタイルの理想的な連携診療を実現した姿がここにあります。
さて、歯科医向けの専門誌「歯界展望」に寄稿した留学日記には、留学していた当時の気持ちや私なりの想いや感じたことがありのままに綴られています。n数1のたった一つの実体験に過ぎませんが、人生をかけて挑む相応しい留学だったと断言できます。記事にあるように、この留学日記を読んだ若い歯科医師達が何らかのインスピレーションを得られたとしたら、これほど嬉しいことはありません。
歯界展望留学日記 2015年1月号「The long and winding road」
歯界展望留学日記2015年2月号「アメリカ補綴専門医による審美歯科治療」
歯界展望留学日記2015年3月号「世界最高峰、アメリカ補綴専門医への道とその現実」