ACP annual meeting 2014. Congrats on the winning 2nd & 3rd place, Predoc poster competition. Twin brother of McMillan, I am very proud of you guys as twin brothers. Next year, you will go to the same PG Pros grogram in U of Minnesota.. and 2 of 3 resident position are occupied by Minnesota twins, right? If so, it’s super amazing!!.
I feel the most educational lecture was about ‘How to manage your private practice as Prosthodontist, which was the last session of last day.’ Managing your clinic, staffs, associates and patients is completely different story from studying hard in school because there are lots of things we don’t learn in school.

先日、ニューオリンズで行われたアメリカ補綴学会(ACP)に参加してきた。日本人が大挙して押し寄せるアメリカ歯周病学会(AAP)と違って学会開催中、ほとんど日本人の歯科医は見かけないが、アメリカの補綴系の学会ではもっとも大規模なもので、全米の補綴科レジデントは参加が必須になっている。

我々3年目のレジデントは学会が木曜日からにも関わらず、火曜日から現地入りし、ニューオリンズの街をねり歩いたり観光したりして楽しんだ。と言いたいところだが、普段の過酷な生活のせいか、観光に出歩く元気もなく、昼間はほとんどホテルの部屋で寝ている始末。。

ニューオリンズも、以前マルディグラの時に来たが、やはり数年前の 大洪水に見舞われた影響なのか、当時ほどの熱狂はなく、街の雰囲気も少し変ったように感じた。もっともマルディグラの時期には、皆狂喜乱舞するのかもしれないが。

あまり心惹かれるいかにもニューオリンズな感じのジャズバーは見かけなかったものの、最終日にみつけたジャズバーはなかなか味のあるバーだった。これぞニューオリンズ!という感じのバーで、バーボンストリートにあるバー無料なのに、ここは入場料だけで飲食禁止、撮影も禁止。古き良きニューオリンズのジャズを堪能することが出来た。

何はともあれ、同期や2年目のレジデント達とも仲良くなれ、皆と絆が深まったので良しとしよう。やはり飲みニケーションは大切だ。

今回は結果的に、あまり講演は聴けなかったが、というより普段十分勉強はしているのでこの場くらい思い切り羽根を伸ばしてもよいだろうと気が抜けたのか、初日の疲れ具合がウソのように元気に飲み歩くことになってしまった(反省)。

ところで、学会中、行われていたポスターセッションでは、歯学部生の部門でマックミランの双子の兄弟が揃って1、2位を獲得。カナダから来た彼らには、同じ双子だから、非常にシンパシーを感じることが多い。彼らは大学内で審美歯科の勉強会を主催しており、真面目で優秀、来年からは、二人仲良くミネソタ大学の補綴科レジデンシープログラムに採用され、一緒に補綴専門医の道を目指すようだ。いつか補綴の世界の「ミネソタツインズ」(?)として、名を馳せる時がくるかもしれない。冗談はさせておき、歯学部生ながら、著名な演者を自ら招待してセミナーを開催してしまうあたりの、彼らのそうした企 画力や実行力には舌を巻く。

少し学会の内容を紹介すると、個人的には、フルマウスリコンストラクションに特化した補綴専門クリニックを経営するドクターの講演は参考になる話が多かった。

そして最終日の午後に組まれていた補綴専門医としていかにポジションを取っていくか、という話も示唆に富む内容だった。テーマはズバリ、補綴専門医としての専門クリニックの運営方法について。

講演は、歯科医院開業斡旋業者や、歯科医院を多角経営しているGPや、補綴専門クリニックで開業し、成功を収めている補綴専門医らがレクチャーを行った。

中でも印象的だったのが、ロマリンダ大学B教授の講演。あの「白い巨塔」に出てくる開業医・財前又一(西田敏行)が大学教授になったイメージそのもので、補綴専門医で臨床バリバリの大学教授が、ガツガツ開業している様相。

日本とは違い、厳格な専門医制度が確立されているとは言え、一般歯科(GP)もインプラントなども積極的に行う時代である。当然審美歯科を標榜し、安価なセラミックなどを宣伝文句にしているGPによる歯科医院も多い。開業医と大学教員の立場の違い、という意味では日本の方がうまく棲み分け出来ているのかもしれない。

そうはいっても、アメリカは健康保険制度で全国民が最低限度の医療が受けられるようなシステムではないし、日本よりさらに厳しい完全なる競争な社会だ。

日本は日本で難しい部分があるが、いずれにせよ日本には補綴専門医として開業しているクリニックはほとんどないので、今後自分のクリニックを立ち上げる上で導入出来そうな話を聴くことができた。

補綴専門医としての「強み」で勝負しなさい!患者さんに一般歯科医との違いが伝われば絶対やっていける、そのための伝える努力をしなくてはいけない、一般歯科医ともうまく連携をはかり、補綴専門医のやれることを提案していくこと、等。まさにその通りだと思う。

補綴専門医としての「特徴」を患者さんに提供し、積極的にアピールしていくことも必要だろう。どれだけ一般歯科が持たないような専門医的な知識や技術があっても、それが患者さんに認知されなければ全く意味はないのだから。